成城の住宅街にひっそりとたたずむ「ほしや」

今日はちょっと会合があり、成城にある「ほしや」へ。住宅街にひっそりと(?)構えている日本料理屋です。

店の前に到着しました。とても落ち着いた店構えで、入り口の暖簾がとても印象的です。

期待を膨らませて暖簾をくぐります。

 

奥の個室に入り、しばらく待っていると最初にシャンパンが出てきました。日本料理屋なので意外でしたが、シャンパンはパーティー感があってうまいですね!

妻はここで抹茶を注文。”結構なお点前で。。。”

いよいよ料理スタート。まず最初に出てきたのが「きのことイチジクの白和え」です。イチジクをこのように食べたのは初めてでした。

生ハムの塩気がイチジクの甘さを引き立てていてとても上品な味です。

次は「金時草のおひたし」ですが、ジュレでいただきます。ジュレの下はふわふわの細かく刻んだオクラです。金時草のしっかりとした味が、とろとろのオクラとあいまって、口いっぱいに金時草の風味がふわりと広がります。ジュレでいただくのがポイントですね。

次に「イカの塩辛」、「うなぎの山椒焼き」、「きぬかつぎ」、「揚げ銀杏」のカルテットの登場です。もちろんイカの塩辛は自家製です。

きぬかつぎは、里芋を蒸したものですが秋の到来を思わせる季節の料理です。

続いて「お造り三種」はブリ、天然カンパチ、メジナです。お造りももちろんプリプリで美味しかったのですが、個人的にはとんぼの形に切った人参に目を奪われました。ここにも秋を見つけることができました。

そして季節は少しだけ夏に戻ります。「鱧のスープ仕立て」です。改めて思ったのですが、鱧って結構プリプリなんですね。スープも上品でとても爽やかな味です。

「鮭の南部やき」です。そしてイクラと一緒にいただきます。言ってみれば鮭を親子でいただきます。南部やきはゴマを使ったものですが、これはゴマをすりつぶしているのでしょうか?ゴマの姿は見えませんがとても良い香りが漂ってきます。

 

続いては「秋刀魚のさつま揚げ」です。やはり秋ですね。秋といえば秋刀魚ですね。それをさつま揚げにすることによって味が凝縮されています。

締めは、そぼろご飯と味噌汁ですが、このそぼろも一工夫あり、なんと鴨肉のそぼろです。これも今まで味わったことのない濃厚な肉汁がこれでもかと主張してきます。

ところで、いつも思うのですが、日本料理屋のコースって最後にご飯と味噌汁が出てきますが、この頃にはお腹いっぱいでもう助けて状態なことが多くありませんか。

そして最後にお茶と甘味です。

一品一品工夫が凝らされていて、日本料理の奥深さを改めて堪能できるお店でした。帰り際にお店の大将と一言二言お話をしましたがとても気さくな方で、次回はお店のカウンターで大将との会話も肴に加えて一杯いただきたいと思います。

店名:四季膳 ほしや
予約・お問い合わせ:03-6411-2525
住所:東京都世田谷区成城6-22-5

 

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